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  • 2023/02/15
  • 不動産売買

家を売りたいなら流れを把握しておく!注意点はある?



家を売ろうとしてもどのような手順なのかわからない人も多いと思います。また、家を売りたい場合はできるだけ高く売りたいところです。そのためには、家を売る際の流れや高く売るためのポイントなどを把握しておく必要があります。さらに、家を売る際の注意点も知っておいたほうが良いでしょう。

そこで本記事では、家を売る際の流れや家を高く売るためのポイントを解説すると共に、家を売る際の注意点についても紹介していきます。




家を売りたいなら流れを理解しておく

不動産売却は、売る際の流れを理解しておくことが必要です。そこで、どのような流れで家を売るのかを紹介していきます。


査定を依頼する

まず、所有している物件の査定をしましょう。すぐに売りに出すこともできますが、事前に相場を理解しておいた方が、後の売買契約の際に適切な価格なのかを判断できるようになるのでおすすめです。

また、査定を依頼する際は複数の不動産会社に依頼するようにしましょう。不動産会社によって査定価格が異なるからです。複数の不動産会社に依頼すると、査定価格を比較できるので適切な価格がわかるようになります。一括査定サイトでは一度に複数の不動産会社に依頼できるので利用することも可能なので、利用を検討してみてください。


媒介契約を結ぶ

査定価格の相場がいくらなのか分かった後は、媒介契約を結びます。媒介契約は不動産会社に売却を依頼する契約のことで、専任媒介契約、専属専任媒介契約、一般媒介契約の3種類があります。

専任媒介契約は、1社の不動産会社と契約を結びます。販売活動の報告頻度が2週間に1回以上と多くなっているので、売主も販売活動を把握しやすいです。また、売主が買主を自ら見つけて取引することが可能なところも特徴といえます。

専属専任媒介契約は、1社の不動産会社と契約を結ぶ点は同じですが、売主が買主を見つけて取引することができません。そのため、不動産会社にすべて一任するところが特徴です。また、販売活動の報告頻度も1週間に1回以上と専任媒介契約よりも多くなっていて、売主としては3種類の中で一番販売活動の把握がしやすい契約となっています。

一般媒介契約は、複数の不動産会社に仲介を依頼する媒介契約で、売主が買主を見つけて取引をすることもでき、買い手を広く探すことができるところが特徴です。しかし、販売活動の報告は任意なので売主は不動産会社の販売活動がどのようになっているのか把握しづらいというデメリットもあります。

専任媒介契約と専属専任媒介契約はレインズと呼ばれるネットワークシステムを使うことができるのもメリットがあります。レインズは不動産情報を扱うネットワークシステムで、広く情報を載せることができます。しかし、一般媒介契約はレインズに情報を載せることができないので気をつけましょう。


売買契約を結ぶ

媒介契約を結び、買主が見つかれば、売買契約を結ぶことになります。売却価格の交渉や引き渡しの時期など様々な条件交渉を行います。一度結んだ契約は簡単には変更できないので、納得できるまで交渉し、不明点があればわかるまで確認しましょう。

内容に納得した後は、売買契約を結びます。契約を結ぶと売却代金の一部を手付金として受け取り、引き渡し日に物件の引き渡しを行います。

家を高く売りたいなら?

家を売るのであれば、できるだけ高く売りたいところです。そこで、家を高く売るためのコツを紹介します。

複数の不動産会社に査定依頼をかける

複数の不動産会社に査定の依頼をすることをおすすめします。不動産会社によって査定価格に開きが生じる場合があるからです。このような査定価格の差は、不動産会社の得意なエリアや得意分野があることから生じてしまいます。また、査定価格の比較だけでなく、会社の対応や販売能力の高さ、アフターサポートが充実しているかなども比較して信頼できる不動産会社を選びましょう。

査定価格の相場がわかれば、より高い金額で家が売れる可能性があります。事前に相場を理解しておくことが大切なので、複数の不動産会社に査定を依頼し、平均額を見るなどしてください。


内覧で物件の良さをPR

家を高く売る際は、内覧も非常に重要です。購入希望者に物件の良さをアピールできる貴重な場なので、しっかりと準備しましょう。

具体的には、立地や周辺環境、部屋の清潔さや臭いが無いかなどもアピールできるポイントです。築年数が経っていたり、立地が悪かったり、住宅ローンの残債があったとしても、内覧の良さで物件が購入される可能性はあります。費用は掛かりますが、ハウスクリーニングを頼むことや設備のメンテナンスをすることも検討しましょう。住みやすさが伝われば、購入意欲が沸くはずです。

また、売主の印象も購買意欲に大きく関わります。家を購入してもらうためにも、基本的なマナーは守るようにしましょう。


買取保証のサービスを利用する

買取保証サービスを利用することも1つのポイントです。買取保証サービスは、一定の期間を設けて仲介してもらい、その期間中に不動産が売れなかった場合に不動産会社が買取をしてくれるサービスになっています。

買取保証のメリットは売却までの期限と買取価格を定めるので、資金計画を立てやすいところです。期間内に資金を確保できます。 また、仲介の期間中は相場よりも売り出し価格を高くすることもできます。仲介の期間中に売れた場合は相場よりも高く売れますし、例え売れなかったとしても不動産会社が買い取ってくれるので安心です。

買取保証サービスは専属専任媒介契約でなければ利用できないので注意しましょう。


家を売る時の注意点

家を売る際には注意点もあります。しっかりと理解しておきましょう。


物件の相場を調べておく

物件の相場を事前に調べておきましょう。査定を依頼する前に、相場を調べておかないと不動産会社の提案価格で契約してしまうことも考えられます。相場よりも低い価格で売却される可能性もあるので注意が必要です。

相場を自分で調べておくことも大事ですが、複数の不動産会社で相見積もりを取得しておくと大体の相場がわかると思います。高く売るためにも相場や平均値を理解しておくことは必須です。


リフォームすると売れにくくなる

物件を売る前にリフォームをすることも注意点です。中古物件を購入する人の多くは、自分でリフォームをしたいと考えています。新築物件よりも安く購入し、自分好みにするために後からリフォームしようとしているからです。そのため、物件の売却前にリフォームをしていると、買い手が見つからなくなる可能性があります。

物件の売却を検討している場合は、リフォームをしないほうが良いケースもあります。買主側の目線で考えたいところです。


物件の瑕疵を隠さない

物件に瑕疵を隠さないようにしてください。物件の瑕疵は、雨漏りやドアが開けにくいなど家の不備がある状態を隠すことです。雨漏りやドアが開けにくいなどの不備は、マイナスポイントなので知られたくないところですが、瑕疵があることを隠して売却すると、後からトラブルになったり、修理費を請求されたりする可能性があります。売却価格は低くなるかもしれませんが、隠さずに正直に対応したほうが印象が良くなり、トラブルも起きにくいです。

物件の瑕疵が無いことを証明するために、住宅診断を受けることも有効です。事前に住宅診断を受けて物件の瑕疵がないか確認しておきましょう。


家を売る流れを把握し、確定申告なども忘れないようにしましょう

本記事では、家を売る際の流れや家を高く売るためのポイントを解説すると共に、家を売る際の注意点についても紹介してきました。まずは査定額の相場を知り、不動産会社を選ぶところから始まります。

また不動産売却では、必要書類や諸費用がかかることも知っておいてください。登記簿謄本や建築確認証などの書類が必要で、仲介手数料や登記費用などがかかります。さらに売却後も確定申告や税金の支払いも忘れないでください。売却額の譲渡所得税などを支払う必要があります。不安な人は、金融機関や不動産仲介会社に相談してみましょう。

   

このコラムを書いたスタッフ

創業以来、マイホームや収益不動産の売買仲介、賃貸仲介や管理など、お陰様で数多くの幅広い業務を経験させて頂きました。 今では注文住宅の請負や自社物件の建築もさせて頂いており、物件の見方、選び方をお伝えする事には自信があります! お客様には気兼ねなく検討物件の好きなところを見つめて頂けるよう、私たちが進んでデメリットを探し出しお伝えする様に努力しておりますので、良い情報ばかりで溢れたこの情報社会の中で安心できるお住まい探しをサポートいたします!
  • 有村 隆司
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