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  • 2023/01/23
  • 住宅ローン
  • 不動産売買

家を買うなら年齢よりタイミングが重要?家を買う理由やベストタイミングとは

 
                               
                              

「人生で一番大きな買い物」と表現されることもあるように、家の購入は大きな決断です。

持ち家と賃貸には、それぞれメリット・デメリットがあり、生活スタイルによっても条件が異なります。

中には、年齢を理由に家の購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、家の購入に年齢を考慮するべきなのか、ベストタイミングはいつかについて紹介します。




家を買う人の平均年齢とは

「令和元年度 住宅市場動向調査」によると家を購入する人の平均年齢は、38.6歳です。

この年齢は、若いうちに比べると収入が安定し経済的に余裕ができているため、思い切って大きな買い物ができる年齢なのかもしれません。

また、結婚や出産などを経て家族が増えたことから、賃貸ではなく持ち家の購入を決断する人も多いでしょうか。

一方、高齢過ぎると現実的に家の購入が難しくなるという側面もあります。

例えば、住宅ローンを組むためには時短的なリミットがあり、35年ローンを組む場合は遅くとも45歳までには家を購入しなければなりません。

経済的に安定しており、かつ35年ローンを組むことのできるタイミングが平均年齢38.6歳という結果にあらわれているといえます。



【年齢別】家を買うメリット・デメリット

家の購入は人生における大きな決断です。

経済状況や家族構成など、様々な要素を考慮する必要があり、20代、30代、40代、50代とそれぞれの年代で注意すべきポイントが異なります。

ここでは、各年代別の家を購入するメリット、デメリットについて紹介します。



                               

20代で家を買うメリット・デメリット

                    

20代で家を買うメリットは、住宅ローンの返済が定年の65歳までに完了する点です。
例えば、28歳のときに35年ローンで家を購入したとします。ローンを完済したときには63歳なので、現役を退いたあとは住居の費用を心配する必要がありません。
賃貸とは異なり、ローン返済が完了すれば支払いはなくなるので、老後の心配が少なくて済みます。
また、住宅ローンを組む際には「団体信用生命保険(団信)」という制度に加入することになります。
住宅ローンを組んだ人が死亡したり重度の障害になったりした場合に債務を免除するための制度で、加入のためには契約者の健康状態がチェックされます。
20代であれば健康問題のリスクが少ないので、年を重ねてから契約するよりも審査に通りやすい点もメリットです。
20代で家を買うデメリットとしては、収入の少なさが挙げられます。
日本の伝統的な企業では年次を追うごとに収入がアップする仕組みとなっているので、若いうちは収入が少なくローンに通らない可能性もあります。
しかし、 年収が350万円以上ある正社員であれば家の購入が検討できます。
これは、正社員であれば解雇のリスクが少なく安定していると判断されるため、ローン審査に通る可能性があるためです。



                              

30代で家を買うメリット・デメリット

                    

30代で家を買うことのメリットは、収入が20代に比べて安定しているので住宅ローンを組みやすくなる点です。
社会人としての期間が20代よりも長いので貯金もあり、頭金として用意できる金額も増えるでしょう。
頭金が多ければ住宅ローンとして借り入れる金額が少なくて済むため、返済の負担が軽くなります。
実際、注文住宅を建てた人の4割以上が30代です。
一方、20代に比べると住宅ローンの返済に充てられる期間は短くなってしまうため、余裕をもって少しずつ返済できる20代に比べると、少々駆け足の返済になる可能性があります。
しかし、短い返済期間での借り入れをすると月々の返済額が大きくなり、反対に長期間で少ない金額を返済するとなると、定年退職後にも支払いを続ける必要があるため負担に感じるかもしれません。



                              

40代で家を買うメリット・デメリット

                    

40代で家を買うメリットは、収入の安定性と貯蓄の多さです。
貯蓄に余裕があり頭金を多く用意することができれば、40代で家を購入したとしても住宅ローンの返済期間を短く設定することができます。
当然20代で購入するよりは定年退職までの時間が短くなりますが、その分頭金で支払う額を増やして借入額を減らせばバランスをとれます。
また、40代となると、子どもの独立や老後の生活までを視野に入れた家購入ができるというメリットもあります。
子どもが家を離れたあとの生活を想定し、バリアフリーなどに配慮した家選びが可能です。
デメリットとしては、住宅ローンの組み方によっては退職後もローンを払い続ける必要があることでしょう。
完済年齢を設定する際には、将来的な収入までを視野にいれて慎重に決断しましょう。



                              

50代で家を買うメリット・デメリット

                    

50代で家をメリットは、人生の「折り返し地点」としてセカンドライフの設計ができるという点です。
50代は仕事が落ち着いて、自分のプライベート時間を楽しみたいという考え始める人も多いタイミングです。
これまでとは異なるライフスタイルを築くために、家を購入(買い替え)したいという人は少なくありません。
しかし、50代で家を買うデメリットは、やはり住宅ローンのことでしょう。
ローンの返済期間が長すぎると現実的に返済は不可能になります。
また、ローンに審査においては計画的な資産管理能力も判断基準に含まれると言われます。
そのため50代で家を買う際は、頭金でまとまった金額を支払い、借入額を最小限に抑えるのが理想的です。



家を買うなら適正年齢よりタイミングが重要

家を購入する際に重要なのは、年齢よりも「タイミング」です。

人それぞれ家族構成や経済状況が異なるため、年齢による判断はあくまで平均的な基準でしかありません。

20代であっても経済的に安定している人もいれば、50代になって家族が増えたという人も当然いるでしょう。

家を購入する基準は、年齢よりも個人の経済状況や生活状況によるといえます。



家を買う|無理なく住宅ローンを組む方法

家を買うためには、一括で支払える人を除き基本的には住宅ローンを組むことになります。

住宅ローンを無理なく組むためには、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

                               

頭金を準備しておく

                           

頭金は、住宅ローンを組むために重要なお金です。
なるべく多くの割合を頭金としてあらかじめ支払うことができれば、その後の返済の負担が軽減されるため、生活に余裕ができます。
40代以降で家を購入する際は、特にまとまった頭金を用意しておくことが大切ですが、20代であっても余裕があればあるだけ将来の返済計画が立てやすくなります。
家を買いたいと思ったら、まずは頭金の準備を始めましょう。



                               

余裕のある返済金額を設定する

                       

返済計画は、無理をせずに余裕をもって設定しましょう。
35年ローンを組む場合には完済年齢を計算し、それまで安定して収入を得られるかどうか慎重に吟味することが大切です。
無計画でローンを組んでしまうと、定年退職後まで返済をすることになり、生活が困窮してしまう可能性もあるので注意しましょう。



                               

減税制度を利用する

                            
 

住宅ローンを組む際には、「減税制度」の利用を検討しましょう。
住宅ローンにまつわる減税制度には、「住宅ローン減税」などの制度が挙げられます。
制度利用にはいくつか条件がありますが、利用できればトータルで数百万円の節税ができる可能性もあります。



まとめ|家の購入で迷ったらまずはSUNTHREEにご相談を

家の購入は人生で何度も経験するものではないので、どのように判断すればいいか迷う人も多いはずです。

わからないことはネットで調べることもできますが、個人の状況に応じて的確なアドバイスを受けたい場合は、プロに相談するのが最も効果的です。

少しでも負担を減らし、お得に家が購入できるよう、まずはプロの意見を聞いてみましょう。



このコラムを書いたスタッフ

創業以来、マイホームや収益不動産の売買仲介、賃貸仲介や管理など、お陰様で数多くの幅広い業務を経験させて頂きました。 今では注文住宅の請負や自社物件の建築もさせて頂いており、物件の見方、選び方をお伝えする事には自信があります! お客様には気兼ねなく検討物件の好きなところを見つめて頂けるよう、私たちが進んでデメリットを探し出しお伝えする様に努力しておりますので、良い情報ばかりで溢れたこの情報社会の中で安心できるお住まい探しをサポートいたします!
  • 有村 隆司
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