“結婚”に“出産”人生最大のイベントが盛りだくさんの20代、ここで一番悩ましいのは家を購入するか否かでしょう。
ここでは、20代が家を購入することで後悔する理由からメリットまで解説していきます。
家を購入するかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
家の購入で後悔する7つの理由
家の購入で後悔してしまう理由の大半は、勢いで買ってしまうことにあります。
もちろん、購入の条件が整い最後は勢いで買ってしまうことはありますが、そこに至るまでに今から紹介する7つ理由を見て頂ければ家の購入で後悔する確率を大幅に減らすことができるでしょう。
それでは、さっそく見ていきましょう。
➀住宅ローンの返済が負担
住宅ローンの返済が負担に感じてしまう理由として、3つ挙げられます。
①転職に伴う減給
②リストラに合って収入が減ってしまう
③返済プランの組み立てが甘い
感染症や円安など、先行きが不透明な時代ですので企業の倒産や大幅な人員削減にいつ巻き込まれるかわかりません。
家の購入前に、勤務先の状況や今後の収入はどうなりそうか今一度考えましょう。
また、ある程度予測ができたら現実よりも悲観的に想定するのがポイントです。
返済プランについては、自分に合った返済プランを作成する必要があり、“平均”や“目安”という言葉を妄信せず自分の返済能力を軸にプランを考えることが大切です。
➁固定資産税の負担
家を購入することで“維持費”が必要になります。
毎年の固定資産税や都市計画税など、家を買うことによって税金が重くのしかかってくることがあるので注意が必要です。
住んでいる市区町村によって金額が変わるので、固定資産税や都市計画税について詳しく知りたい方は、お住まいの各地方自治体にお問い合わせください。
➂物件によっては水道・光熱費がかさむ
家を買うことで、賃貸の時よりも大きな家になるのが大半なので、水道・光熱費が思ったよりもかかってしまうことがあります。
そのため、水道・光熱費に家計が圧迫されないよう、ゆとりを持った返済プランを立てる必要があるでしょう。
➃間取り・レイアウトに不満
部屋の間取りやレイアウトに関しての不満を最小限にするには、“家族設計”を見つめ直すことです。
将来生まれてくる子供の数に対して、「部屋数」や「収納」は十分なのか今一度よく考えてみましょう。
荷物に関しては、最悪トランクルームを借りるなどで代用できますが、部屋数は増やすことはできませんので細心の注意を払う必要があります。
➄立地が悪い
通勤ルートや小学校や幼稚園までのルートを確認するのは言うまでもありませんが、都市開発で家の目の前に大きな道路ができてしまうことや、周辺に工場が建ってしまうことで「騒音」や「空気汚染」がひどくなるケースもあります。
それを防ぐためにも、あらかじめ“都市計画”や“用途地域”について確認しておきましょう。
➅出産や離婚で環境が変わった
人生は予期せぬことの連続であり、時に予想もしていない方向に向かってしまうことがありますよね。
出産のように嬉しい出来事もあれば、離婚のように少し寂しい出来事もあります。
特に、離婚は3組に1組が離婚をしているというデータからもわかるように決して他人事ではない問題です。
万が一のことも含めて、家の購入には“覚悟”が必要でしょう。
(参照:令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況)
➆中古物件で失敗
中古物件を購入するうえで最も注意しなければならないのが、床下などパッと見ただけではわからない家の内側に潜む“シロアリ”や“腐敗”です。
家を買ったはいいけど、「シロアリの被害があった」「湿気で柱が腐敗していた」という話は中古戸建購入者からはよく聞く話です。
また、一般の方が売主の場合通常の新築戸建てよりも住宅ローンが通りにくいことがあるので注意が必要です。
なぜ買うのか?家を購入する4つのメリット
ここまで、家を購入しようと考えている方にとってはあまり聞きたくないマイナスな情報ばかりでしたが、家を買うことにはもちろんプラスの要素もあります。
早速見てみましょう。
好きなようにリフォーム・カスタマイズできる
賃貸ではできなかった、リフォームやカスタマイズが家を買うことによって自由にできるようになります。
また、自分の所有物なので、子どもの落書きや床に傷をつけてしまうことに関してもある程度までは許すことができるのではないでしょうか。
老後の住まいに困らない
ローンの返済が終わると、住居費にかかるお金が大幅に削減できます。
収入が減る老後において住居費が節約できるのは大きな安心ですよね。
ステータスになる
「少し古い考え方」ではないかと思われるかもしれませんが、家を持つことはステータスにもなります。
なぜなら、少子高齢化が騒がれている日本において、上司や社長が20代であることは稀だからです。
つまり、「家を買うことはステータス」と考える世代がまだまだ多くの企業を支えているということなので、家を買うことで上司からの信頼も得られるかもしれません。
住宅ローン減税(控除)を受けることができる
住宅ローン控除(減税)とは、正式には「住宅借入金等特別控除」と言います。
多くの国民が住宅を購入できるように、住宅ローンの金利負担を軽減するために設けられた減税制度です。
住宅の建築、購入、リフォーム、またその取得資金を住宅ローンでまかなう場合に、その居住開始後の年末借入残高に対して0.7%分が所得税と住民税から減税されます。
(参照:住宅ローン減税の概要)
家の購入に後悔したときの対処法
実際に家を購入したはいいが、何年か住む中で「支払いが大変」や「間取り」「利便性」などを理由に家を買ったことに後悔している方もいるのではないでしょうか。
事実こういった方は多く、何かしらの不満を抱えたまま購入した家に住み続けていることが多いです。
ここでは、家を買ったことで後悔した人がとるべき対処法をお伝えしていきます。
売却する
家を買った人の1番の後悔は、「支払いが大変」ということです。
例えば、夫婦共働き世帯で奥さんが育休中で少しの期間支払いが圧迫されている状態や少しの間我慢すれば支払いが楽になる場合は、我慢して支払いをした方が良いでしょう。
しかし、今後3年~10年以内で支払いが楽になる兆しが無いのであれば、思い切って売却も視野に入れてみてください。
なぜなら、都内の一等地などの需要が高く資産価値が上がっていくような家は、「ほんの一握り」で、それ以外の家は年を重ねるごとに価値が下がってしまうからです。
そのため、家は新築購入時から10年経つと価値が半分以上下落してしまいます。
つまり、不満を抱えた家に住み、時間が経てば経つほど資産価値が下落し損失が拡大してしまう可能性が高いということです。
損失拡大を防ぐためには、家を買ったときと変わらない値段で売却することが鉄則なので早めの決断が家計の圧迫を防ぐことにつながります。
20代のマイホーム購入はあり?後悔する?
20代のマイホーム購入が後悔する買い物になるか、後悔がなく満足度の高い買い物になるかは“綿密な購入計画”を立てられるかに掛かっています。
購入計画をどのような視点で考えればいいのかは、以下の通りです。
①個人的要因
【将来】「ローンの支払い」「家族構成」「教育費」「最終的に家をどうするのか」
【現在】「月々の生活費」
②環境要因
【将来】「金利が上がっても支払いができるか」「親と一緒に住むことにならないか」
【現在】「自然災害のリスクは想定できているか」「生活環境が大きく変わる要因はないか」
このように、個人的要因と環境要因について深く考えることで満足度の高い家の購入につなげることができるでしょう。
まとめ|家の購入で後悔したくないならSUNTHREEにご相談を
個人的要因と環境要因について考えればいいのはわかったけど、自分に当てはまる要因が何かわからない人が多くいます。
自分では、「これで大丈夫!」と思っている方でも実際にプロに相談してみたら「計画が甘かった」ということが大半です。
それもそのはず、人間誰しも「私は大丈夫」「なんとかなる」と自分の能力を過信してしまう性質があります。
家の購入は、プロに相談し自分の認識や計画に甘さがないか客観的な意見を取り入れることがおすすめです。弊社にご相談ください。